とは言うものの

Having said that,

加齢と薄毛

「薄毛を下手に隠そうとするのはダサい」と当事者になる前までは思っていたし、自分がそうなったら潔く受け入れようとも思っていました。だけど自分がいざ当事者になってみると、間違いなく加齢による身体の変化で受けた最大級の精神的ダメージとショックで、到底素直に受け入れられませんでした。ごめんなさい。

薄毛薬が開発されたらノーベル賞ものと子供の頃に聞いた記憶から、薄毛ビジネスは人を騙すようなビジネスしかないと思っていました。それでもスマホで撮った頭頂部の写真を見ながら一通り落ち込んだ後、藁にもすがる思いでネットを検索。するとなんと薄毛の原因は科学的に解明済みでそれを抑制する薬もあるということを知りかなり驚きました。それこそ当事者になる前までは、AGA治療のテレビCMを見ても詐欺まがいの商売だと頭から決めつけ思考がストップしていました。

ネットは効果があやしい育毛剤や高級サロンなど有象無象ですが、一番信頼でき納得できたソースはYouTubeでした。今の時代、顔を出して何人もの人が写真付き実体験で薄毛改善のチャンネルをしているんですね。驚かされました。

そんな下調べを経て、自分は個人輸入代行業者を使って薬を入手し治療することに決めました(個人輸入は費用を抑えられますが完全自己責任ですのでご注意を)。抜け毛を抑制するフィナステリド系の錠剤と、発毛を促すミノキシジル入りの塗り薬で毎月2,000円ちょっとのお値段。これぐらいの支出で髪が戻るなら安いもの。治療を始めてから効果が出るまでは大体6ヶ月というのが定説のようで、自分の場合は2ヶ月目ぐらいが効果があるのかないのか不安で一番鬱々として、3ヶ月目ぐらいで徐々に効果が見え始め安堵しました。

しかしながら、この期間ほどリモートワークに感謝したことは無かったです。もし毎日出勤だったら、電車でも社内でも人の目が気になって仕方なかったに違いないです。人の薄毛なんて他人は関心がないことは分かってはいるけど、自分の薄毛に気づいてしまったらもう人の目が気になってどうしようもないものです。

あと今回のことで、髪を切る行きつけの店はあった方がいいなと思いました。どうしても散髪中の意味のない会話が苦手で、短時間で完了する1,000円カットに行っていますが、今後もし薬が効かなくなるなど薄毛が進行した場合でも、行きつけがあれば早めに何か言ってもらえるかもしれない。そういった意味ではLGBTQ+の方がやっているお店だと会話も気を使わなくて楽ですし、お金を落とすという意味合いではLGBTQ+に関わる経済圏の手助けになって一石二鳥かなとも思ったり。

現在は開始から6ヶ月が経ち、もう薄毛が気にならないレベルに無事復活しました。ミノキシジルはそろそろ止める予定ですが、フィナステリドはまだ飲み続けます。と言うか、フィナステリドは薄毛の根本解決ではなく抑制するものなので、服用を止めるとまた抜け毛が増えるため、基本的にはもう禿げてもいいと思える年齢まで飲み続ける必要があります。1年分の錠剤で1万円程度なので金銭的には痛くないですが、あと20年程は飲み続けると考えると長い。まあその間に根本治療薬が出る可能性もあり、この辺は流れに任せていきます。